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信号...
厳寒の季節を終え、新たな人生の章の始まりを意味する季節・春が
今年もやって来た
ある人は新たな学舎へ、またある人は社会という舞台(ステージ)へ
それぞれの人生の新たな1ページへと突入。そんななか迎えた休日...
天候は晴れ、気温は春ではなく初夏並み。
知人の家に車を走らせていた時のことだった。
数年前に再会して以来、それっきりになっていた。
かなりの距離ではあったが、地図を片手にひたすら
走る...
近づいてはいるが、数年間の間で道が変わったのか、それとも自分が
【方向音痴】なのか、不安になってきた。目に付いたコンビニで休憩
も兼ねて停まる。この気温に耐えられなくなった私は、そこでソフト
クリームとお茶を買い、地図と睨めっこしながらソフトクリームを服
していた。こんな状況の私を車外からはどんな風に見えたのか、たま
たま車外に目線がいったとき、建物の影で涼んでいた二人の女子高生
らしき女の子が、まるで【珍しいものを見るかのような視線】でこち
らを見ていた。一人は正座に近い座り方、もう一人は体育座りであっ
た。車の中とはいえ、オッ○ンに近い年齢の男が一人でソフトクリー
ムを服しているのが滑稽だったのか、ずっとこちらを見ていた。
そんな風に見られながらも、彼女達を見てふと気付いた。体育座りの
方の子が、【見えていた】。こちらを【鑑賞】している二人は気付いて
いない。【良心の呵責】が私の頭を走った。教えるべきか、黙視し続け
るか。結論が出た。私は彼女等に拍手一発と、(ジャンケンでいうとこ
ろの)チョキを見せた。そう【信号】だ。彼女らはお互いの顔を見合っ
ている。通じない。再度試みる。片方がやっと気がつき、もう片方に何
か言いはじめた。体育座りの女の子の【座り方が変わった】。
私は地図で顔を覆い、車外に向かって手を振り、同時に明確になった旅
路へと戻る。その後、知人宅へとひたすら走る。【見えた色】を思い出
さないように...
ちなみに色は、信号でいう【止まれの色】であった。
(↑忘れてないじゃん!)
完
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