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M 愛すべき人がいて (浜崎あゆみ)

 投稿者:Bacchus  投稿日:2020年 6月17日(水)23時29分9秒 p2085065-ipbf2403funabasi.chiba.ocn.ne.jp
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「あたしのこと 『好みのタイプ』って言った?」

「言った! もろ、好み!」 マサトは、勢いよくあゆを指さした。

「…… どこが?」

「服装!」

いちおうきいてみると、マサトは、きっぱりと言った。
その返事だけは、気に入らないでもなかった。


きょうのあゆは、最近こっているWボトムでカラオケ店に来ていた。

濃いブルーのスリムなジーンズの上に、大きな白いストールを巻いている。
トップはブルーデニムのノースリーブ。

「でも、こんな男、あたしのタイプじゃない ……」 あゆは後悔した。


おとなしく、地味なワンピースでも着てくればよかったのだ。
そうすれば、目をつけられることはなかっただろう。

「うん、キミの声もいいな。一緒に音楽やってみないか」

「えっ ……!?」


あゆとマサトとの運命の出会い。
マサトとは、後のエイベックス社長、松浦マサトである。


浜崎あゆみ。売上げ、人気ともに女性トップアーティストの一人だった。
現在のエイベックス社が存在しえるのもひとえに彼女の活躍があってのものであった。

しかし、これまでのあゆを支えてきた成功の方程式は、彼女自身の音楽的な才能よりも、
松浦氏のプロデュースに大きく依存してきたと言える。

あゆが自分で作詞や作曲を手掛けるようになったとしても、彼女には、宇多田ヒカルのように
卓越した歌唱力や安室のようなダンスの躍動感があるわけではない。


しかし、当時の彼女はこの中のだれよりも売れっ子だった。

あゆと、もうひとりのあゆ(松浦マサト)によって生まれる強大なアーティスト「浜崎あゆみ」 の存在は、
エイベックス社の運命を左右する驚異的なパワーとなっていったのである。


テレビ朝日 土曜ナイトドラマ 「M 愛すべき人がいて」

https://www.tv-asahi.co.jp/m-ayumasa/
 
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